水野 大智 さん
2024年7月26日
「大学受験を終えて」
水野 大智さん 125期
早稲田大学社会科学部 社会科学科
私はこの度、早稲田大学社会科学部社会科学科、立命館大学文学部人間研究学域に合格しました。どちらも一般入試での合格になるので同じく一般入試で志望校合格を目指されている方にはこの受験体験記の中で参考になる話もあるのではないかと思います。具体的な勉強方法は人それぞれですのでおおまかなアドバイスをメインに、私の体験も交えて書かせていただきます。
まず志望校選びに関してですが、これといった基準はありません。理由なんて後からいくらでもついてくるので、最初は高尚な理由でなく、イメージや評判で決めていいと思います(実際私もそうでした)。ただ一つ大事なことは、自分で決めると言うことです。誰かから強制されるだけの受験はつらいだけで勉強自体がきらいになるでしょう。勉強を楽しめとまでは言いませんが、受験を通して学ぶ喜びを得られないのは勿体ないなと思ってしまいます。私も早稲田大学に行きたいという自分自身の確固とした意志があったため勉強を続けることができました。人の意見も大切ですが、自分の意志を尊重した志望校選びをおすすめします。
次に勉強方法について、注意点や私自身の反省点等から四つを紹介します。一つ目は勉強法の定め方です。数ある勉強法のなかから自分にあいそうなものをピックアップして信頼している先生と相談しながら丁寧に決めてゆくことをおすすめします。二つ目は志望校の傾向対策のことです。例えば、英語における英作文や文法問題の有無、世界史での記述問題と正誤問題の割合などは早い段階で知っておけば、勉強の方針が定まりやすくなると思います。三つ目は模試の成績は合否とは全く関係ないということです。私の場合はモチベーション維持のため活用していましたが、模試の結果に満足して志望校対策を怠ってしまうようなら本末転倒です。四つ目はスランプ対策についてです。単純作業や気分転換を予め考えておくべきでしょう。
そして学校や普段の生活についてのアドバイスです。思っているより先生や友人は応援してくれます。頼ってみてください。どうしようもないなという状況でも助けを借りながら臨機応変に対応しましょう。また、高校生として学校行事、部活、恋愛など、楽しむことはとことん楽しんで欲しいです。私も常に楽しむことを忘れなかったため、高校での三年間を充実したものにできました。そして一度きりの受験を意義深いものにしてほしいと思います。受験期は自分を見つめ直す時間でもあります。結果だけでなく過程にも満足できる受験になることを願っています。
最後になりますが、この場を借りて協力していただいた先生方(特にN先生、W先生)や応援してくれた友人諸氏に改めて感謝申し上げます。たいへん心強く、励みになりました。分が誇らしかったです。皆さんも簡単に楽な道を選ばず、自分の夢に向かって忠実に生きてほしいです。また、私のように、第一志望を諦めることのないよう、常日頃からコツコツと努力してほしいです。皆さんが第一志望に合格できることを願っています。